合宿免許で取得できる免許の種類

数十年前は一種・二種の違いはあるものの普通自動車免許と大型免許しか免許の種類はありませんでした。しかしこの数十年の間、刻々と変化する情勢に合わせ新しい自動車免許が生まれてきました。そして今では、普通自動車免許、大型免許の他に、中型自動車免許・準中型自動車免許が生まれました。用途や情勢の影響から細分化されて便利になった部分もありますが、わかりづらくなった印象は拭えません。ここではご自分に適した免許は何かを知ってもらうため、免許の種類を整理しました。

2020年現在の自動車免許の種類

免許の種類は、2017年の3月に行われた道路交通法改正後は変化しておりません。現在の自動車運転免許は以下の4種類になります。

2017年3月道路交通法改正後の自動車運転免許証の分類

区分 車両総重量 最大積載量 乗車定員 取得可能年齢 その他 取得条件
普通免許 3.5t未満 2t未満 10人以下 18歳以上 -
準中型免許 7.5t未満 4.5t未満 10人以下 18歳以上 -
中型免許 11t未満 6.5t未満 29人以下 20歳以上 普通免許等の通算
2年以上の保有
大型免許 11t以上 6.5t以上 30人以上 21歳以上 普通免許等の通算
3年以上の保有

準中型免許が2017年の道路交通法改正で新設されました。その背景として全国的な輸送用トラックドライバー不足問題があります。 これまでの輸送用トラックは中型・大型クラスとなり、取得可能年齢が20歳以上でした。つまり高校を卒業してからすぐにトラックドライバーとして就労につくことができませんでした。これが運輸業界の人材獲得への大きな障害になっていると考えられ、中型免許を細分化し18歳から取得可能、先行して保有しなければならない免許の条件を無くした準中型免許が新しく生まれました。

準中型免許が運転できる2トントラックは、とても人気のある車両で多くの流通業者が利用しています。私たちが普段目にしている配送業者さんが使っているトラックは、準中型免許で運転できる最大積載量2トンのトラックが多いです。中型や大型免許はダンプカー、タンクローリーなど、より大きい車両を運転するための免許となります。
ちなみに普通自動車免許を2007年6月1日の道路交通法改正から2017年3月1日の道路交通法改正までの期間に普通自動車免許を取得していた人は、これからは車両総重量5トン未満限定の準中型免許扱いになります。これまでと同じように車両総重量5トン未満の車両を運転することができます。また、2007年6月1日の道路交通法改正までに普通自動車免許を取得していた人は、車両総重量8トン未満限定付き中型免許の保有となります。

全国の合宿免許自動車教習所一覧

自動車免許種類別の合宿免許の取得日数や費用について

合宿免許で各自動車免許を取得するためにかかる最短日数や費用は以下の通りです。保有している免許の種類によっても合宿日数は大きく変化します。

区分 所持免許 技能教習 学科教習 最短卒業日数 閑散期料金 繁忙期料金
第1段階 第2段階 合計 第1段階 第2段階 合計
普通自動車 MT 無し・原付 15時限 19時限 34時限 10時限 16時限 26時限 16日 20万~(税抜) 28万~(税抜)
普通二輪 13時限 19時限 32時限 免除 2時限 2時限 15日 18.5万~(税抜) 26.5万~(税抜)
仮免許 免除 19時限 19時限 免除 16時限 16時限 8日 14.3万~(税抜) 16.5万~(税抜)
AT 無し・原付 12時限 19時限 32時限 10時限 16時限 26時限 14日 17万~(税抜) 26万~(税抜)
普通二輪 10時限 19時限 29時限 免除 2時限 2時限 13日 15.5万~(税抜) 15.5万~(税抜)
仮免許 免除 19時限 19時限 免除 16時限 16時限 8日 14.3万~(税抜) 16.5万~(税抜)
準中型自動車 無し・原付 18時限 23時限 41時限 10時限 17時限 27時限 18日 29.5万~(税抜) 31万~(税抜)
普通車MT 4時限 9時限 13時限 免除 1時限 1時限 6日 13.2万~(税抜) 13.2万~(税抜)
中型自動車 準中型免許 5時限 4時限 9時限 -  免除 - 6日 11.5万~(税抜) 12万~(税抜)
準中型免許(5t限定) 5時限 6時限 11時限 - 1時限 1時限 6日 12.1万~(税抜) 13.3万~(税抜)
普通車MT 12時限 18時限 30時限 - 1時限 1時限 13日 27.6万~(税抜) 30.2万~(税抜)
大型自動車 中型8t限定MT 8時限 12時限 20時限 - - - 9日 20.7万~(税抜) 22.6万~(税抜)
中型免許 5時限 9時限 14時限 - - - 7日 16.8万~(税抜) 18.2万~(税抜)

※祝日や教習所のお休みなどの影響で日数は変化致します。

合宿免許ではニ種免許も取得することができます。最短日数と料金は以下の通りです。

区分 所持免許 技能教習 学科教習 最短卒業日数 閑散期料金 繁忙期料金
第1段階 第2段階 合計 第1段階 第2段階 合計
普通二種MT 普通車MT 8時限 13時限 21時限 7時限 12時限 19時限 9日 18.6万~(税抜) 19万~(税抜)
準中型車 8時限 10時限 18時限 7時限 12時限 19時限 9日 17.2万~(税抜) 22.2万~(税抜)
準中型車(5t限定) 8時限 10時限 18時限 7時限 12時限 19時限 9日 17.2万~(税抜) 22.2万~(税抜)
中型車MT(8t限定) 8時限 10時限 18時限 7時限 12時限 19時限 9日 17.2万~(税抜) 22.2万~(税抜)
大型二種 普通車MT 15時限 19時限 34時限 7時限 12時限 19時限 16日 37.2万~(税抜) 38.3万~(税抜)
準中型車 13時限 17時限 30時限 7時限 12時限 19時限 14日 32.2万~(税抜) 38.2万~(税抜)
準中型車(5t限定) 15時限 19時限 34時限 7時限 12時限 19時限 16日 37.2万~(税抜) 38.2万~(税抜)
中型免許 10時限 14時限 24時限 7時限 12時限 19時限 11日 30.6万~(税抜) 35万~(税抜)
中型免許(8t限定) 12時限 17時限 29時限 7時限 12時限 19時限 13日 30.9万~(税抜) 35万~(税抜)
大型免許 8時限 10時限 18時限 7時限 12時限 19時限 7日~ 22万~(税抜) 24.7万~(税抜)

二種免許の合宿教習所一覧

2020年現在の自動二輪免許の種類別取得最短日数と費用について

自動二輪(バイク)免許も自動車と同じように用途に合わせていろいろな種類があります。
普段使いによい原付バイクや小型バイク、ちょっとした旅行や移動に使える中型バイク、大きな荷物を搭載して移動できる大型バイク等があります。 この中で原付バイク(50cc)は学科試験のみで取得可能です。小型バイク(125cc)は、原付2種とも呼ばれ、一発試験と教習所通いでの取得方法があります。教習所では、学科、技能教習を経て取得することができ、最短で2日以上が必要となります。両者とも合宿免許所で学ぶほど教習時限が無いため、合宿免許では普通二輪免許以上が基本的に対象となります。

区分 所持免許 排気量 二人乗り 高速道路 取得可能年齢 技能教習 学科教習 最短日数 閑散期料金 繁忙期料金
普通二輪 MT 無し 400ccまで 可能 可能 16歳以上 19時限 26時限 9日 10万~(税別) 12万~(税別)
普通自動車 17時限 1時限 8日 9万~(税抜) 11万~(税抜)
AT 無し 15時限 26時限 7日 9.9万~(税別) 12万~(税別)
普通自動車 13時限 1時限 6日 9万~(税抜) 11万~(税抜)
大型普通二輪免許 MT 普通二輪MT 無制限 可能 可能 18歳以上 12時限 免除 6日 10万~(税別) 10万~(税別)

※本ページ記載の教習時限数は、2020年7月2日現在のものであり、道路交通法改正により変更となる場合があります。

教習所を卒業した後は、最寄りの運転試験場にて適性検査と学科試験を受けて、合格すれば晴れて免許証が交付されることになります。

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