これから大学生になる方も、既に大学生活を満喫している方も、一度は「普通自動車免許の取得」を検討したことがあるでしょう。あるいは、周囲で既に免許を持っている友人、知人もちらほらといますでしょうか。

普通自動車免許は、文字通り自動車運転のために必須の資格。また、実際に運転はしなくとも、公的な身分証明書になることでも知られていますね。とは言え取得には時間や費用がかかるイメージを持ってしまい、ためらっている。そんな方はいらっしゃいませんか?

大学生のうち、やりたいことの一つが免許取得です。これからのキャリアプランが決まっていない方でも、いえ決まっていない方こそ、今取得のために動くことは断然オススメです。 この記事では、大学生専用に普通自動車免許の取得をガイドするとともに、メジャーな取得方法「通学「合宿免許」についてご紹介いたします。

1.大学生のうちに普通自動車免許を取得した方が良い三つの理由

なぜ大学生のうちに、普通自動車免許を取得した方が良いのでしょうか。社会人になってからでは、遅いのでしょうか。

もちろん、実際に社会に出てから取得される方は多数いらっしゃいます。遅すぎるということはありません。

しかしながら大学生のうちに普通自動車免許を取得しておいた方が良い一つ目の理由として挙げられるのは、大学生が最もまとまった時間がとりやすい、ということです。

後述しますが、普通自動車免許を取得するためには通学免許で平均2~3か月、合宿免許はAT車限定でも、最短14日間の取得期間を要します。これだけのまとまった時間を取るのは、学生やアルバイトのうちが良いと言えますね。

二つ目の理由は、今後のキャリアに役立つ可能性がある、ということです。

これからの人生で、実際に普通自動車を日常的に運転するかどうかはわかりません。 しかしながら就職や転職の際、「要普免」などと求人条件に普通自動車免許の所持を求めている会社は結構多いもの。大学生で取得しておけば、今後こういった会社を受けたいと思った時、難なく選択肢に入れられることを示唆しています。転勤のある会社に就職した場合も、もし車が必須の地方に異動となった時でも、慌てて取得を検討する必要がありませんね。

また、一度取得しておけば仕事や家庭の都合上、大型車や二輪を運転しなくてはならなくなった。そんな時に費用・日数を抑えての取得が可能です。

三つ目の理由は、公的な身分証明書になる、ということ。 今でこそ顔写真のついた学生証を携帯しているかもしれませんが、いざ社会人になると普通自動車免許が非常にメジャーな身分証となります。役所での申請や物件を借りる時,また就職の際にも必ず必要となってくる身分証。パスポートでも事足りますが、持ち歩きにはカードサイズの免許が一般的です。「身分証のために」として取得している方は少なくありません。

その他には、学生のうちであれば友人同士予定が合わせやすく、一緒に取得を目指せる,交通ルールはもちろん身近な法律への理解が深まる,自分自身に子どもができた時、交通ルールを教えやすくなるなどといったメリットがあることからも、ぜひ大学生のうちの普通自動車免許取得を目指してみましょう!

2.大学生の免許取得方法は「通学免許」か「合宿免許」か?

いざ普通自動車免許を取ろうと思った時、ほとんどの方が指定自動車教習所で指定科目を受講することとなります。 この受講スタイルには、「通学」と「合宿」の二種が存在します。 大学生にはどちらが適しているのか、解説致します。

①知っておきたいAT車限定・MT車免許とカリキュラム

指定教習所では、普通自動車免許取得のために必要な学科・技能教習のカリキュラムを受け、履修する必要があります。 このカリキュラム数は、AT車限定とMT車免許とで異なります。

そもそもAT車とはオートマ車などと呼ばれることもありますが、変速システム(ギアチェンジ)を手動で操作する必要がなく、ハンドルレバーの操作のみの比較的容易な運転ができる自動車です。対するMT車はマニュアル車などと呼ばれ、クラッチとアクセルを運転手がペダルで操作しながら行う変速システムを有する自動車です。

AT車限定は文字通りAT車のみしか運転できない免許となります。この"限定"がついていない免許はAT・MT車ともに運転できる免許となります。

AT車の運転の方が容易な分、第一段階で学科教習10時限,技能教習12時限以上。MT車は学科教習10時限、技能言教習15時限以上となります。当然、AT車限定免許の方が教習所の卒業は早いことを意味しています。

※第二段階は同一の学科教習16時限,技能教習19時限以上です。

現在、わが国で販売および普及している自動車の多くはAT車です。 そのため職業での利用を考えている,車がとにかく大好きという方以外は、AT車限定を取得するケースが多いかもしれません。

なお、AT車限定免許を取得した後、4~6時間程度の技能教習を受けることでMT車を乗車できる「AT限定解除」という手法も存在します。限定解除であれば大学を卒業した後も受講が比較的容易ですので、まずはAT車限定で…といった取り方も良いでしょう。

②通学免許・合宿免許とは?

指定自動車教習所でカリキュラムを履修するために「通学」するか「合宿」で取得するか。これにより、取得期間やライフスタイル,費用感が全く異なってきます。

通学免許は、放課後や休日を利用して教習所に通いながら学科・技能教習を受けるスタイルです。

ご自身のライフスタイルを崩さずに免許取得を目指せますが、受講には予約が必要となります。繁忙期や週末は必ずしも望枠で予約が取れるとは限らず、先回の教習から長き時間が空いてしまうことも。また、法令で技能教習は一日につき「第一段階・2時限まで、第二段階・3時限まで」と定められています。

結果として通学免許での教習所卒業は、人にもよりますが平均して2~3か月ほどの時間を要します。

一方の合宿免許は、教習所が指定したホテルや民宿,旅館といった宿泊施設で学科・技能教習を受講するスタイルです。泊まり込みとなるためその期間は教習所の管轄内に留まらなくてはなりませんが、教習所が効率的に組んだカリキュラムによって、AT車限定であれば最短14日間,MT車であれば最短16日間での卒業が可能です。

また、費用的には合宿免許が宿泊費など込々で閑散期は10万円台後半~20万円台前半,繁忙期が20万円台~30万円台後半。通学免許だと人にもよりますが、同程度か数万円~10万円程度高くなるなど、期間に比例して高くなる傾向にあります。 また、合宿費用には教習費用の他、宿泊代や食事代,施設使用料が含まれています。

どちらが良いかはライフスタイルにもよりますが、最安・最短で免許を取りたい方からは合宿免許へのニーズが圧倒的に高くなります。

3.大学生のための普通自動車免許取得、よくある質問

最後に、大学生が普通自動車免許を取得する際に、よくお問合せ頂くご質問にまとめて回答致します!

③一年生?二年生?いつとるのがベスト?

大学生活は短大や医学部や薬学部等の専門学部を除き、基本的には四年制となっていますね。

この中でどのタイミングで取るのが一番なのか。それは、できれば一年生・二年生といった、早い時期に取得しておくのがベストです。

と言うのも、大学生の中で早い段階ではまだゼミに入っていなかったり専門課程が少なかったりと、比較的余裕があるため。また、三年生になると就職や院への進学のためのキャリアプランがより現実的となってきて、なかなか思うように時間が取れなかったりもするでしょう。

もし、今現在四年生と言う方も、遅いということはありません。 就活や卒論に一区切りがついた段階で取得する方は結構多いためです。

いずれにせよ、大学生活と免許取得をしっかりと両立できるタイミングを見極めることが大切ですね。

④合宿免許?通学免許?どちらがお勧め?

前述の通り、普通自動車免許の取得のためには教習所が主催する合宿免許に参加するか、通学するかが一般的となります。大学生の皆様には、どちらがお勧めなのでしょうか。

もちろんライフスタイルにもよりますが、これは断然合宿免許と言っていいでしょう。 前項でも言及していますが、合宿免許は通学免許に比べて圧倒的に取得まで高効率で、最短2週間強で取れてしまいます。 費用も抑えることができ、バイト代やお小遣いに限りがある大学生にとっても、嬉しいところですね。 合宿免許は学割プランやご友人と多人数で申し込むことで割引されるプランもありますので、ぜひ上手に活用してみて下さいね。

なお、合宿免許は観光地や自然に囲まれた地域に位置する宿泊施設を利用することも多いです。 近隣の観光地で遊んだり、中には観光施設の入場券や温泉への入湯券をプランに組み込む教習所もあったり、旅行感覚で楽しみながら免許取得を目指せるでしょう。

⑤一年間でどの時期がお勧め?

合宿免許は2週間、必ず泊まり込みで教習を受けなくてはなりません。 そのため、夏休みや春休みといった長期休暇の際に取得することが一般的かと思います。

しかしながらこの時期は繁忙期となり、閑散期に比べて料金が数万円~10万円程度も変わってくることがあります。 そのため四年生で既に就職が決まっている。あるいは他校と休みのタイミングが異なるといった方は、閑散期の取得が費用面ではお勧めです。

とは言え繁忙期も、7月や9月といったショルダーシーズンであれば、通常期とそう多く変わらない料金プランを謳っているところもあります。また、人が多い時期の方が出会いは多く、取得後にまで付き合いが続く仲間ができた、といった方も。

当サイトでは教習所ごとにカレンダーから料金やプラン内容をご覧いただけますので、ぜひじっくり検討してみて下さいね。

⑥2週間バイトを休んで大丈夫?

2週間という長きに渡ってバイトを休んでしまって大丈夫なの?

バイト先には何て言えばいいの?

そんな風にご不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、心配は無用。 多くの企業では、若い方が自動車免許を取得することに対し、快く背中を押してくれるでしょう。 もちろん休みを取る際も、正直に「運転免許取得のため」と伝えることが重要です。

ただし、その分シフトに穴をあけることになりますから、しっかりと仕事の引継ぎをしたり、周囲と良好な関係を築いたりしておきたいですね。

4.まとめ

大学生に向けて、普通自動車免許の取得について解説致しました!

まだ大学生のうちは自動車運転の必要性を感じなくとも、免許取得は今後のキャリアプランに役立ったり、身分証明書として不可欠であったりすること。通学・合宿の教習所スタイルがあるものの、最短かつお得に取得できるのは合宿免許であること。合宿免許はAT車限定であっても最短14日間とまとまった休みが必要とはなりますが、バイト先にはしっかりと事情を説明すれば問題ないことなどをお伝えできたでしょうか。

大学生の自動車免許取得は、合宿免許くりっくにお任せ下さい!

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